滋賀県議会 2022-03-04 令和 4年予算特別委員会-03月04日-04号
◎石河 琵琶湖環境部長 県では、失われたヨシ群落の再生、魚類の産卵繁殖の場の確保、自然的環境の復元などを目的として、関係部局が連携してヨシ群落の造成事業を進めてきたところでございます。 具体的には、令和8年度末までにおよそ55ヘクタールのヨシ群落の造成を進める予定としており、そのうち90%に当たる49ヘクタールが、本年度末で完了する見込みでございます。
◎石河 琵琶湖環境部長 県では、失われたヨシ群落の再生、魚類の産卵繁殖の場の確保、自然的環境の復元などを目的として、関係部局が連携してヨシ群落の造成事業を進めてきたところでございます。 具体的には、令和8年度末までにおよそ55ヘクタールのヨシ群落の造成を進める予定としており、そのうち90%に当たる49ヘクタールが、本年度末で完了する見込みでございます。
琵琶湖保全再生施策に関する計画第2期の内湖等の保全および再生の中で、内湖などの湿地帯は琵琶湖固有の動植物、特に在来魚の産卵繁殖場として重要な役割を担うなど様々な価値を有していることから、早崎内湖をはじめとした内湖本来の機能の保全および再生を推進するとあります。 内湖等の保全および再生には多額の投資が必要となってきます。
15点目、生産現場ごとの特徴を伝えるよう見直しすることについてでございますが、これまで、琵琶湖から田んぼに遡上し産卵、繁殖後、琵琶湖に戻る、そして伝統的食文化である鮒ずしの材料になる琵琶湖固有種のニゴロブナをシンボルといたしまして、ほかに例がないストーリー性を大きな特徴として、この魚のゆりかご水田については消費者に訴えてきたところです。
まず、低迷する漁獲量、その原因についてということでございますが、ヨシ帯や内湖の減少などの産卵繁殖場の減少や、外来魚の食害などによる水産資源の減少が主要な原因となっております。また、年によりアユの成長不良やセタシジミの肥満度低下といった漁場の生産力の低下をうかがわせる事象も見られております。
これまでから、在来魚介類の産卵繁殖の場所を回復させることを目的として、ヨシ帯および砂地を造成する事業を行ってきています。ヨシ帯および砂地造成に取り組んできた結果、水産資源の増加にどの程度貢献しているのか、その効果を踏まえて、今後の事業の展開について見解をお伺いします。 ○議長(富田博明) 答弁者。 ◆8番(河井昭成議員) 特に指示をいたしておりませんので農政水産部長にお願いいたします。
一方、現在の琵琶湖は、魚介類の産卵繁殖の場であるヨシ帯の減少、水草の大量繁茂、湖底の泥化、外来魚の増加などの様々な要因により、多様な生物を育む機能が低下していると考えております。生物多様性が維持された生産性の高い環境を取り戻すため、ヨシ帯や砂地の保全再生や外来魚駆除などの取組を進めるとともに、適切な水産資源の管理により琵琶湖漁業の生産基盤を整備してまいります。
現在は途中ですのでそのような状態になっておりますが、工事完成時にはヨシが広がり、ゲンゴロウブナなどの在来魚の産卵、繁殖の場となり、コハクチョウなどの水鳥の生育の場となるよう、より豊かな自然環境、生態系を有するビオトープとなるよう、今後も順応的管理の下、整備してまいる所存です。
やはり産卵、繁殖する場所がなくなっているといった環境保全も併せて影響があると認識しております。そして、外来魚駆除の効果を水産試験場で様々な調査をしております。
あわせて、ヨシ帯や砂地造成、外来魚駆除、南湖での湖底耕うんによる水草根こそぎ刈り取り等を引き続き実施をし、これら重要魚種の産卵繁殖環境や生息環境の改善を進めてまいります。
その中で、琵琶湖固有種でありますニゴロブナが産卵、繁殖をしていることであったり、あるいは外来魚であるオオクチバスやブルーギルの繁殖の場とはなっていないことなどを確認してございます。 残念ながら、コイにつきましては、とりわけ稚魚では外観から判別がつかないことなどから、在来のもの、外来のものと区別をせず、単にコイとして扱ってきたところでございます。
これまでの重要魚介類の種苗放流、ヨシ帯や砂地などの魚介類の産卵繁殖場の造成、外来魚やカワウなどの有害生物の駆除、セタシジミやニゴロブナの漁獲制限サイズの引き上げ、ホンモロコの禁漁期間や産卵保護区域の設定など、さまざまな資源対策に漁業者とともに取り組んでまいりました。
琵琶湖と共生してきた滋賀の農林水産業のなかでも、特に滋賀ならではの遺産的な価値があるエリ漁など伝統的な『琵琶湖漁業』や、琵琶湖から産卵・繁殖のため水田に遡上する湖魚を育む『魚のゆりかご水田』、米と湖魚との融合から生まれた『ふなずし』などの食文化を象徴的な営みの柱とし、日本一の環境こだわり農業や森林の保全活動、農業用水の循環利用などの取組とともに、ひとつのストーリーとして磨き上げ世界にアピールし、世界農業遺産
実は6月の委員会のときに、琵琶湖の環境変化と魚介類について御説明申し上げましたとおり、そもそも魚たちが育つ産卵、繁殖の場が減ってきていること、水草、水位、外来魚、カワウなどの要因によって、複合的に大きな影響を与えていると思っております。
また、産卵繁殖場の減少もそういった時期に重なり始めているのではないかと思っているところです。 ◎伊吹 流域政策局副局長 2点目の水位操作の関係について、補足します。 まず、環境に配慮した操作が、平成16年から10年間試行的に、国で行われました。そうした中で、先ほども話がありましたけれども、こういうコイの干出率については、一定10%という形で下がってきたところが、効果としてあります。
また、産卵繁殖場となります水ヨシ帯の造成や外来魚の駆除などを実施しておりますほか、漁業者の皆様には、サイズが小さいものや卵を持たない時期の商品価値の低いニゴロブナの漁獲を自粛する、資源管理にも取り組んでいただいているところでございます。
アユやニゴロブナ、セタシジミなどの在来魚介類につきましては、漁獲の不安定な状況を踏まえ、今後とも、稚魚の放流や産卵、繁殖場の造成などに取り組んでまいります。 特にセタシジミにつきましては、水産試験場の稚貝生産施設を改修し、次年度の稚貝生産を現在の倍の2,400万個とし、北湖の主要漁場にも放流を進めてまいります。
その原因として、例えば外来魚のことや、産卵・繁殖上の水ヨシ帯の状況、そういったものがよくなかったのかもしれないと思っているのですが、その辺はもっと分析していかなければならないと思っております。 ◆杉本敏隆 委員 漁師に話を聞くと、雄が多い、もう一つは体形が非常に大きいということです。
委員からは、瀬田川における侵略的な外来水生植物対策については、侵入初期が非常に大切であり、淀川水系全体に広まるという危機感を国に伝えた上で、取り組みを進めるべきである、また、外来魚駆除については、琵琶湖が国民的資産に位置づけられていることからも、県として、国が独自の財政的支援のスキームをつくるように働きかけを行うなど、積極的に取り組むべきである、琵琶湖の魚介類の生息環境については、湖底環境や産卵繁殖環境
◎澤田 農政水産部技監 本事業は、南湖では水草除去や外来種駆除、種苗放流によりまして水産資源の回復、あるいは漁場の再生を図り、北湖では産卵繁殖場の機能改善による水産資源の増大を図ることを目的としてございます。
県では、これまで産卵繁殖上の回復や稚魚の放流、外来魚などの水産有害生物対策、消費拡大、担い手確保の対策に取り組んでこられ、今までの予算でも施策が計上されていますが、その中でも来年度新規事業として琵琶湖漁業ICT化推進調査事業として100万円の予算が計上されています。